月刊日本未来の会10月号発行致しました。
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【災害都市日本で国民の生命、財産、生活を守る生きた対策を】

日本未来の会 桑野繁樹

 

先日、西日本豪雨災害、北海道での大地震が発生し、自衛隊を主とする救援隊による懸命な救援復興活動には心から敬意を称し被災された方々には一日も早い日業生活に復帰できるようにと願わずにはおれません。

西日本豪雨の災害ですが、インターネットの書き込み、または政治家、評論家、著名人のコメントを見聞きすると、皆がみんな、ただ、かわいそうだの、1日も早い救いを祈るといったこれを言っておけば問題ないだろう的な問題解決には全く意味がないただの自己満足の御涙頂戴話ばかり流れてきますが、一番肝心な原因検証の話は流れてきません

 

日本のこの時期は大小あれど豪雨は毎年ある事で、こんな被害が出た原因はどこにあるのか?日頃防災対策に不備は無かったのかが究明、対策されないとまた同じ被害が出てしまいます。


また犠牲者が出てしまいます。

そこを検証、究明できるのは今しかないわけですが、誰もこれを言い出す事をしない。
まさに言葉尻を突かれての批判を恐れ、人の目を気にした保身としか思えません。

いったい何のための情報発信、発言、コメントなのか?
全く社会に役立つことのない発言に何の社会的意味があるのか!

 

たしかに今の時期にこのような事を言うと、被害者の救助が第一だ、それを御涙頂戴話とか言いやがって、人の気持ちを持ち合わせていないだの、血も涙もない奴とか言われるかもしれません。

しかし、仮に同じ豪雨が都内で降ったら被害はどうなるのか?

その時私たちの生命、財産、安心できる生活は守られるのか?

 

人類は自然災害には無力だとよく言われますが、どんな防災設備だったら被害を防げたのか?といった検証を行い、日本の自治体で共有することが次の災害を抑え込む一番の防災対策だと思います。
日本未来の会としては政界、自治体に対し防災対策として上記の事を要求致します。

 

災害とは話が違いますが、先日には大相撲の春巡業で挨拶をしていた舞鶴市長が突如倒れ、救命処置を行った女性に対して場内アナウンス担当の若手行司が女性は土俵から下りてください

」と言ったこともありました。

大相撲の世界において土俵上に女人禁制の伝統があるのは理解します。

それなら最初から男性のみで救急手当をすればよかったのに・・・と思います

女性が処置していた時、その場にいた男性は何をしていたんですか?

処置できなかったのなら女性を排除する資格は無いですよね?

女性しか処置できるスキルを持ち合わせていなかったのなら一度土俵の下に降ろしてから処置をさせてもよかったのではないですか?

そのような最善策も取らずに自分は救急処置も行わずに
(知識、技能がなく行うことが出来ず?)
マイクで偉そうに女性に対し土俵から降りろと言う資格はあるのか?と感じます。

AEDというものは、着ければそれで命が助かるというものではなく、胸骨圧迫というマッサージを分/120回のテンポで強く行うことも併用しなければならないもので、実際映像ではこの知識、技能を得ている女性が土俵上で懸命にマッサージを施しており、一刻を争う救命措置に尽力されていました。
この一件は賛否両論あると思いますがこの部分を理解して考えて頂きたいと思います。

政治や社会問題、思想云々の話になるとどうしてもゴリゴリの石頭思考になってしまうものですが、人命がからんだ緊急性の時はもっと柔軟な思考でものを考えたいものです。

 

緊急救命処置には様々なケースでこのような問題が発生します。
ですので私は国民全員が救命スキルを持つべきであると主張しています。

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私の訴える【民間防衛】とは、現在災害等があった時に自衛隊頼み、救急隊員頼みで救援が来るまで待つことしかしない、できない救助を国民皆が救命スキルを身に着け、緊急時にお互い早期手当を施すことで今まで救えなかった命まで救える社会にしていこうという社会樹立を訴えさせていただいています。

 
そのためには学校のカリキュラムに組み込むことが一番手っ取り早いと思っていますが、このことについて言及し訴えている選挙候補者がまるでいないのはとても残念です。

 

そうなれば自衛隊員も負担が軽減され、より本来の目的である国防に集中できると思うのですが日頃国防をやたら口走る自称愛国者の連中がこの事案に全く触れないのはとても不思議であり残念でなりません。

 

本当に国民の生命、財産、毎日の安全な生活を守ろうという気持ちがあるのか!と憤りを感じます。

 

誰もが技能を持ち合わせていれば緊急時に善意で救命処置して(後述しますがAED装着時は胸部を裸にしなければならないので路上で服を脱がせる必要がありますし、骨が脆くなっている年配者に対する胸骨圧迫マッサージは骨折覚悟で行うことになります)後で文句言われたり訴えられる可能性もありますので、身近な人が処置できればそのような被害も減ります。



あと、AEDは傷病者(倒れて処置を受ける人)に使う場合、胸部を裸にしないとできないので、路上でそのような処置を受けることを考えると周囲の目に対する配慮として目隠し用小型のシーツ類もAED器具とセットで用意していただきたい私から提案いたします。

 

また、いつも思いますが、災害時に各政党、各市民団体組織が自分たちの名義入りの義援金口座をポンポン作って寄付を呼びかけますが、政府が管轄する口座1つにまとめて寄付を集ったほうが手続き上、迅速に被災者に渡って活用されるのではないでしょうか?

それなのに自分たちの名義入り口座で寄付を集うのは、震災を利用して寄付実績をPRする為としか思えません・・・

報道番組を見ても分かる通り、義援金受け取り作業一つとっても被災自治体側は業務を中断して対応に追われ、その分に余計に時間を費やすことになります
そんなことに時間を費やすなら復旧作業に費やしたいというのが復旧業務に没頭している被災自治体の本音だと思います。

 

災害が起こるたびに、災害被害者を自分たちの政治活動PRのダシに利用するのはいい加減やめていただきたいと思います。
義援金が偽善に利用されては善意も浮かばれません。