まず最初に言っておきます。
「保育園落ちた。日本死ね」が流行語大賞にノミネートされたとき満面の笑みで登壇したこの女は国民に議席をいただき国民の生命財産安全な社会生活を守るために全霊を捧げるべき日本国国会議員の風上にも置けぬ奴であり、私は大嫌いです

しかし今回の一件を嬉々として持ち上げているネトウヨ保守のカスを見て情けなく呆れた気持ちであります。

そもそも政治は違う思想の人間同士が議論を戦わせ、よりよい判断を生むことにあります。

中国史記に出てくる鄭の国の宰相である子産は自分の政治を批判する市民グループに対し【自分は彼らの意見を参考にし評判の良い政策は推進し評判の悪い政策は改めようと心掛けている。彼らはいわば私の恩師だ。】という姿勢をとっていますが今の政治家にそのような姿勢があるのか?

ポピュリズム政治の悪影響で、政治の本質の国民の生命・財産・安全な生活を守るという視点よりとにかくどんなことでもいいからあらを探して評判を落とし悪者扱いしてやろうという醜い思考回路で政治を行っていて有権者も同じ次元のレベルで嬉々として乗っている。

日本国の主権者たる有権者の品格以上の政治家、政治は誕生しないと言われますが今の政界の凋落は有権者国民の品格や知の劣化が招いたものではないのか?

以前投稿した記事にも書きましたが政治家に聖人君子を求める方が間違っているのではないのか?
参照記事:政治家の色恋週刊誌ネタ記事に踊る社会を見ての私感
http://kuwano-channel.blog.jp/archives/18384758.html

政治家にもプライベートはあるだろう?

政治家の本分である国民の生命・財産・安全な生活を守るために全力をあげかつ不断に任務を果たす姿勢で政治の業務にあたっているのであればプライベートな時間は自由に過ごしてもいいのではないのか?

本来国民生活の為にもっと議論を戦わせなくてはいけない時間を下らないプライベートの暴露に充てられることがどれだけ国民の不利益を生むのか?このようなネタを喜んで持ち上げ、政治家を叩いている輩は大いに考えるべきである。

不倫がけしからん!許せん!と言う主義だ!と言う人間がいるかもしれない。
では、その論調で考えてみましょう。

以前ベッキーの不倫騒動があって彼女は大いに叩かれて仕事を追われた。

このベッキーを叩いた人間は自民党の似非イクメン宮崎元議員を同じ姿勢で批判したのか?
同じく女性をラブホテルに強引に連れ込もうとしたなどと報じられた民進党初鹿明博議員を強姦未遂罪と声高らかに糾弾しておいて自民党今井絵理子議員の不倫を激しく糾弾したのだろうか?

そこはやらずに今回の民進党山尾志桜里議員を激しく糾弾する判断の根拠は何なのか?

仮に不倫は悪い、けしからんと言うのであれば、その行為を行った全員に対して同じく厳しく非難するのが当然ですが人によって態度を変えるというのは大変よろしくありません。

法も道徳もすべての人間に対して同じく扱われることが公正な社会と言うものではないでしょうか?

同じ案件で~党の人間は大目に見てやるが~党の人間は徹底的に潰すまで追いつめてやれというのは真の有権者の審判ではなく、子どもが好き嫌いで善悪を決め、相手を攻撃する事と同じ次元の低劣な行為だと思います。

日本は国民が判断し代表者を定めて政治を行う民主主義政治です。
有権者が意識高く成長しなければ政治の世界は良くなりません。
その意識を国民有権者は強く持ち向上していくことを強く望みます。
キャプチャ998
離党届を提出した民進党の山尾志桜里元政調会長

参照記事:民進・山尾志桜里氏が離党届提出 週刊誌「不倫報道」で
http://www.sankei.com/politics/news/170907/plt1709070039-n1.html

民進党の山尾志桜里元政調会長(43)=衆院愛知7区=は7日夜、同日発売の週刊文春で既婚男性との不倫疑惑が報じられたことを受け、大島敦幹事長に離党届を提出した。山尾氏は議員辞職する意向を漏らしていたが、前原誠司代表が大島敦幹事長らと対応を協議し、10月の衆院補欠選挙が同区を加えた4選挙区になることを警戒、離党にとどめるべきだと判断した。
山尾氏を説得したとみられる。

党関係者によると、山尾氏は6日夜、不倫疑惑を否定した上で「衆院補選に迷惑がかかる」として議員辞職する意向を周囲に語った。
報道を受け憔悴し切った様子だという。

党内では、山尾氏が母親の立場から政府に子育て政策の充実を求めてきたことから、「不倫疑惑は致命傷で前原新執行部の船出に泥を塗った」(閣僚経験者)など、議員辞職を求める声が多い。

ただ、山尾氏が15日までに議員辞職すれば、同区補選は青森4区、新潟5区、愛媛3区の3補選と同時に行われる。
党幹部は「民進党に不利な愛知補選が重なるのは避けたい」と語り、議員辞職は避けるべきだとの認識を示している。