スパイサー米大統領報道官は6月26日、シリアのアサド政権が再度の化学兵器攻撃を準備していることを確認したとして、アサド大統領や政権軍に対して「再び化学兵器を使って大量殺戮を実施すれば、重い代償を支払うことになる」と警告する声明を発表しました。

アメリカトランプ政権は、シリアアサド政権が今年4月4日に自国内で化学兵器による攻撃を行ったと断定、同月6日に対抗措置として米軍によるシリア攻撃に踏み切り、シリア国内の空軍基地に巡航ミサイルを撃ち込んだことはまだ記憶に新しいです。

私はこのアメリカの軍事行為について
強く反対し、激しく非難しました。
参照:アメリカトランプ政権によるシリアミサイル攻撃に対する声明

今回のアメリカの声明は「今回の活動は4月4日の化学兵器攻撃を前にアサド政権が行った準備活動に類似している」と指摘しました。
しかし、トランプ政権は具体的にアサド政権がどのような活動を実施しているかは明らかにしておりません。
いったい何の根拠でそのようなことを言っているのか?
物事には事実の根拠をもって精査し、対策を練るものですが、アメリカの言いがかり(根拠が明らかになっていない以上、言いがかりと言わざるを得ない)にはその根拠が欠落しています。

少し歴史を振り返ってみましょう。
第二次世界大戦後、東京裁判で、所謂「人道に対する罪」を犯したとして多くの日本人が処刑されました。
東京裁判を論ずるときA級戦犯ばかり注目されますが、B・C級戦犯についてはいい加減な証言に基づいて極刑を受け、裁判すらなく処刑された人もいて非常に冤罪が多い裁判とは名ばかりの殺人行為というのが実情です。

それだけではなくアメリカは自作自演の事件をでっちあげて戦争を吹っ掛けるのがお得意です。

①ベトナム戦争ではアメリカCIAが【トンキン湾事件】を創作し介入の口実に利用。

②湾岸戦争では未だ開戦に反対的な時期にクウェートから逃げてきたとされる女性をテレビ放送に出演させ、「私はクウェートから逃げてきました。イラク兵たちが病院で赤ん坊を殺しているの。助けて!」と言わせ、それを見たアメリカ世論は一気に湾岸戦争支持に傾き、我が物顔で始めました。

ちなみにこの事は湾岸戦争後、この女性が実は駐米クウェート大使館の娘で、イラク軍が「病院の保育器を盗んでもいなければ、数百名の新生児を放置し死なせてもいないのはほぼ確実」である事が暴露された。

③コソボ空爆は単なる警察と暴動隊の銃撃戦を「セルビア治安当局がアルバニア系住民を虐殺し民族浄化を行っている」と言いがかりをつけて参戦。

④そして「大量破壊兵器がある」と言いがかりをつけ、侵略戦争を行いイラクを滅ぼしたのがイラク戦争です。

ここで見るアメリカの思考特徴は
自分の考えは【絶対的正義】であり、それに反するものはすべて【悪】であり【悪魔】であるというまるで、カルト宗教的な思考回路であり、それを滅ぼすための軍事行動を行う理由となる自作自演での言いがかりを行い、インチキの宣伝活動という【嘘】で国民世論を騙すという【犯罪行為】【正義の行動】となるのがアメリカの【正義の戦い】のようです。

まるで近頃ネットを騒がす【ネトウヨ保守】による嘘ねつ造してまで朝鮮・韓国を罵倒することが【日本を守ることの戦い】といっていることと類似していると感じるのは私だけでしょうか(苦笑)

くだらない話はさておきまして昨今イスラム原理主義者によるテロが国際社会で問題になっています。
近頃【イスラム国】(IS)との戦いでイラク北部モスルが実質的に陥落、ISが「首都」だと宣言したシリア北部ラッカでも市街の奪還間近かという報道もあります。
このイスラム国に対しては日本も多大な被害を受けていますがそもそもイスラム国はどうやって誕生したのでしょうか?

【アラブの春】という反政府のデモ流行の流れがありました。


社会では【アラブの春】が平和への動き、民主主義の動きと言っていましたが現在はどうでしょうか?

確かに長期にわたって権力を握っていた独裁者を打倒しましたが、前述の通り独裁による治安を保っていた社会を無秩序社会にしてしまい、テロリストが自由に行動できる社会にしてしまいました。

当初先進西側諸国は【アラブの春】【民主化運動】と期待していた向きがありましたが、その現実は独裁者に行動を抑えられていたイスラム原理主義者による【独裁者打倒運動】であって【民主化運動】ではありませんでした。
そして自由を得て、無政府無秩序状態で活動できる拠点も見つけたイスラム原理主義テロリストが起こした組織が【イスラム国】となったのが今のイスラム原理主義テロの過程です。

従来、アメリカは【テロとの戦い】を唱えてきました。
しかし結果は部族社会で協調が難しいアラブ国の治安を独裁という手法で治安を安定させていた国家に対し因縁をつけ、侵略し、無政府状態にし、治安を悪化させ、その地に暴徒すなわちテロリストを招き入れ自由に行動させたわけです。

アメリカがやってきた事は、自国の正義の押し売りという名目のもと、軍需産業を儲けさせ、自分の支持と献金を得るために多くの生命を奪い、テロとの戦いではなく、【治安のよい平和なイスラム国家を叩き潰し、テロリストへ拠点を提供し、テロを育てる戦い】であった。

イスラム原理主義テロリストはアメリカが育て上げたといっても過言ではない。
そのアメリカが【イスラム原理主義テロとの戦い】?質の悪いアメリカンジョークは国内だけでやっていただきたい。

まさに自作自演、今の人類の対立、紛争の理由はすべてアメリカが作った といっても言い過ぎではありません。

日本は裁判とは名ばかりの国際法無視の【東京裁判】でアメリカによって多くの人間が殺害されました。
「民間人を殺戮し、嘘ねつ造をでっちあげ、侵略戦争を行う悪い国、アメリカも当然裁かれるべき」と被害者の立場から日本は声を上げなくてはなりません。
これが真の【正義の戦い】なのではないでしょうか?

まず第一弾として今回のシリアに対するアメリカの言いがかりに対し厳命します。

①アメリカはシリアのアサド政権が再度の化学兵器攻撃を準備していることを確認したというのであればその確認理由を明確にすべきである。

②アメリカは4月のシリア国内にあるアサド政権の軍事施設を巡航ミサイルで攻撃理由をシリアによる化学兵器の使用が疑われる攻撃で多数の死傷者が出たことへの対抗措置と言っているが、もしそうなら
公式査察団の検証結果を得たうえで行うのが筋というものだが未だに化学兵器使用の確証は今現在は示されていない。
アメリカは自分の攻撃理由が正当だと言い切るのであれば、直ちに公式査察団の検証結果を公開すべきである。

③国際社会で問題になっている難民問題はアメリカのアラブ国家に対する侵略行為がそもそもの原因である。
他国に難民を押し付ける前に自らの責任で発生した難民はアメリカで責任とって受け入れるべきである。

そして過去のアメリカの嘘ねつ造でっち上げでおこした侵略戦争に対し、精査もせずアメリカに追従した日本政府は責任をもって上記の要求をアメリカに突きつけることがアメリカ追従による罪なきアラブ国民の死に対する贖罪であることを重く心に留めるべきである。