アメリカのトランプ政権は、シリア国内にあるアサド政権の軍事施設を巡航ミサイルで攻撃を行った。

アメリカはシリアによる化学兵器の使用が疑われる攻撃で多数の死傷者が出たことへの対抗措置と言っているが、もしそうなら公式査察団の検証結果を得たうえで行うのが筋というものだが化学兵器使用の確証は今現在は示されていない。

なぜ、アメリカは罪なき人間の生命を奪う戦闘行為を行うという重大行動の自身が挙げた理由の確証を待たないのか?
いつも口に出す、平和、正義、人権はどこへ行ったのだ!

過去を思い返してもイラク戦争を行った口実は【大量破壊兵器が存在する】と言いがかりをつけ、確証もないまま侵略戦争を行い、多くの罪なき民間人の生命、財産、夢、希望を奪ったのは記憶に新しい。
事実、【大量破壊兵器】は存在しなかったではないか。
今回もそうではないのか?

そもそもなぜ、シリアでこのような内戦が泥沼化しているのか?
シリア政府軍が一方的に国民を蹂躙しているのではなく、イスラム原理主義者による扇動に軽薄なデモ参加者が乗せられた構図である。

なぜ、イスラム原理主義者がここまで活発に活動できるのか?

従来、アメリカは【テロとの戦い】を唱えてきた。
しかし結果は部族社会で協調が難しいアラブ国の治安を独裁という手法で治安を安定させていた国家に対し因縁をつけ、侵略し、無政府状態にし、治安を悪化させ、その地に暴徒すなわちテロリストを招き入れ自由に行動させた。

アメリカがやってきた事は、自国の正義の押し売りという名目のもと、軍需産業を儲けさせ、自分の支持と献金を得るために多くの生命を奪い、テロとの戦いではなく、【治安のよい平和なイスラム国家を叩き潰し、テロリストへ拠点を提供し、テロを育てる戦い】であった。

イスラムテロリストはアメリカが育て上げたといっても過言ではない。

さらに泥沼化させている要因はトルコ、フランス、アメリカなどが反政府軍に対し、軍事または非軍事支援を行っているためである。

本来積極的に動くはずの親欧米の
エジプトや度々矛を交えた長年の宿敵である隣国イスラエルがシリア反政府武装勢力をアサド政権以上の脅威とみなし沈黙しているのに、である。

アメリカはイラク、リビアに続きシリアも滅ぼし、テロ組織を強大に育てるつもりなのか。

このアメリカミサイル攻撃に対し、我が日本国宰相安倍晋三は充分に精査もせず、トランプ大統領のミサイル攻撃を安易に支持を表明した。

イラク戦争の時も日本は、大量破壊兵器の有無を精査せず、アメリカの侵略暴挙に追従し、世界に恥を晒した。
今回も同じ
轍を踏むつもりなのか?

度重なるアメリカの侵略戦争追従で失いつつあるが、イスラム人からは【平和と経済の貴婦人】というイメージで敬意で見られている日本が野蛮なアメリカ侵略暴挙に追従してはならない。

過去のアメリカイスラム侵略行為追従が平和と経済の日本という信用を失い国益を大いに損ねたことをもう忘れたのであろうか?

アラブ諸国の優良顧客たる日本こそが独自外交でアラブ諸国を安定平和に導くべきである。

以上の理由で私はアメリカによるシリアに対するミサイル攻撃、ならびにシリアに対する軍事行動に対し強く反対し、激しく糾弾するものである。

アメリカよるシリアミサイル攻撃に歓喜賛同している日本人は恥を知れ!

文責:日本未来の会 桑野繁樹